win11 25H2でのネットワークの低下 TCPスタック不安定

win11 25H2でまだ直っていない重要な問題にTCPスタックの不安定がある。
これによりWAN側での速度低下が起こっている。
私の環境で、fast.comの速度計測をしたところ、
上がり速度が1.8GBくらいで止まった。何度ためしてもこれ以上いかない。
しかし、USBにubuntu Liveをいれて起動し、同じくfastで計測したら、上がり速度が2.8GBくらい出た。
ということは間違いなくwin11が悪さしていると考えて良いだろう。

下りはnetsh interface tcp set global autotuninglevel=で変えていけばそのPCとプロバイダにあった値で設定できるが、
上がりは変動型のため、
netsh int tcp set supplemental template=internet congestionprovider=
でctcpやcubicなどに変更する必要がある。
しかし、この変動のところに問題が潜んでいてきちんと拡張できていないのが今回の原因だと言われている。
でもってこの送信幅は、自動的にOSが判断するため、手動で変更するコマンドも方法も提示されていない。
つまりはここを直して貰わないと上がりの速度はどれだけ頑張っても全く出ないのである。

ASUS XG-C100C V3のfarmwareのアップデート方法

ASUS XG-C100C V3はV3と有るとおり、AQC113のfarmwareで更新しなければならない。
で、win11上だと、AQC113FlashUpdate_F1.5.42などに入っているどのexeでもエラーが発生するのでfarmwareの更新が出来ない。
そこで使えるのがUSB起動形式のHiren’s BootCD PE(HBPE)である。こちらのisoをダウンロードしてrufusでUSBに書き込む。
そして、HBPEをUSBから起動する。
英語版になるので、キーボードも日本語キーボードだと配列が変わる。

起動後、farmwareを更新するわけだが、まずはupdatedata.xmlを編集する必要がある。
AQC113-Antiguaを見ているところに

<pciid vid=”1d6a” did=”04c0″ sdid=”889a” svid=”1043″ />
を追加する必要がある。

追加してから保存し、
powershell ./flashUpdateScript.ps1
を実行すればfarmwareの更新が終わるので、シャットダウンして30秒ほど待ってからwindowsを起動すればok。

初期farmware 1.3.31では、5GB制限のロックが入っていると思われる。PC間通信でiperf3つかって、速度が出ない場合はロックがかかっている。
farmwareを更新するとPC間通信で9GBくらいは出るようになるためこのロックは解除される。